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キャンバスのキミ

第3章 新学期

その時だ。


曽根君が振り返り、私を見た。


そしてニヤリと口角をあげて笑った。


覚えてる!


アイツ私を覚えてるんだわっ‼︎


イライラとモヤモヤと恥ずかしさと、なんだか、とにかく騒ついた私の心。


落ち着け!自分!


どうってことない。


ただのクラスメートよ。


私は自分で自分を宥めていた。



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