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キャンバスのキミ

第9章 曽根君の絵

「あのさ…俺描くよ。描きたくなった」


「うん、私も描くわ…ねえ、部活にも来なよ」


「ああ、行くよ。あんたのしかめっ面毎日見れるし」


「ちょっ!何それっ」


曽根君はケタケタと声に出して笑った。


私もつられて笑った。


なんだか、曽根君と一緒の時間が少し好きになれた瞬間だった。




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