
詩(?)
第173章 生命(いのち)…
子を持つ程の
いい歳になり
生まれて初めて
飼い始めた
一匹のペット
ペットショップで
子供のために
伴侶のためにと
ちょっと
見せてもらった筈が
まるで私に
寄り添う様に
チョコンと座る
一匹の動物
よくよく確認
してみれば
私と同じ誕生日
何の因果か
運命の悪戯か
その動物は
我が家に入った
間もなく一年
小さな生命は
すくすく育ち
一匹のペットから
やがて家族の一員に
今じゃ
ちょっと生意気に
だけど彼女を見ていると
我が子がこの世に
辿り着いた頃を思う
一つの生命
大切な生命
大切にしよう
この家族を
愛する子達と
変わりなく
小さな生命
大切な生命
