
詩(?)
第64章 ときめいて…
ねぇ…?
もしかして
好きになる気持ち
なくしてしまったの…?
駄目よ…そんなの…
そんなに固い殻に
閉じ籠っていちゃイヤ…
ホントに私のこと
何も感じないの…?
ねぇ…?
わからないの…?
私の固い殻を
壊したのは貴方なんだよ…
好きになる気持ちを
封じ込めていた私を…
好きになることに
怯えていた私を…
好きにさせたのは
貴方なのに…
駄目よ…そんなの…
私を愛してくれなくていい…
でも
思い出して…
好きになる気持ち…
私が
いっぱい いっぱい いっぱい
貴方を好きになるから…
お願い…出てきて…
私を愛してくれなくていい…
少しでいいから…
ときめいて…
だって…私は…
貴方のお陰で…
誰も好きになれなかったのに…
こんなに…こんなに…
貴方を…好きになれたの…
私は…貴方を…
いっぱい いっぱい いっぱい
好きだから
もう大好きだから…
好きで 好きで
たまらないから…
なくさないで…
好きになる気持ち
枯らしてしまわないで…
私を愛してくれなくていい…
最後に愛するのは
私でなくたっていい…
私に思い出させてくれた
好きになる気持ち…
そんなに素敵な
貴方なんだから…
もういい…なんて
思っちゃイヤ…
私が貴方の手を握るから…
私が貴方を抱きしめるから…
なげやりになっちゃイヤ…
私じゃ駄目…?
私じゃ力不足…?
私がこんなに貴方を好きでも…?
もっと強く貴方の手を握り締めるから…
もっともっときつく抱きしめるから…
好きになる気持ち思い出して…
最後に愛するのは
私でなくてもいい…
でも私は貴方を大好きな気持ちで
もっと強くきつく
抱きしめるから…
誰も好きになれないなんて
思っちゃイヤ…
今は少しだけ
私を好きになって…
ほんの少しだけでいいから…
ときめいて…
