テキストサイズ

詩(?)

第68章 出逢い…


ある晩

泣きながら走る

小柄な女の子を

見かけた

そのとき

ボクも泣いていた

ボクは涙を拭いた

その娘を捕まえた

『ねえキミ どうしたの?』

『行こう ボクと一緒に』

『もう 泣かないで―』

ボクの様には

誰も悲しませない

ボクは痛みも苦しみも

知っているから

キミを

ボクの様にはさせない

ボクが絶対に

『ボクと一緒にゆっくり歩いて行こう―』

『ずっと ずっーと一緒に』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ