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12634日のI Love YOU

第40章 32年



君は…驚いた顔をして…

目を見開いた

そして、照れ臭そうに笑うと

あほ…

と、言ったね

静かで…不器用な男

気のきいた言葉すら…言ってくれないけどね

それでも私は…君で良い

不器用な君が良い

君は…私の髪を…

くしゃくしゃに撫でると…

頬に…キスを落とした

そんな君だから…

甘えてしまうんだよ…

そんな君だから…

息が止まる瞬間まで…

いたいと…願うんだよ

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