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「お……おち、んちんっ」



口に陽太の長い指が入っていて思うように言葉を発しられないので、発音に気をつけてゆっくりと言った。



また陽太に『なんて言ってるのか分かんないよ』と言われ、もう一回繰り返すのが嫌だからだ。



「分かった。時間ないから早く入れちゃうね」



そう言うと陽太はわたしの口から指を抜いた。



かちゃかちゃという音をさせながらベルトを外している陽太。



「じゃあ入れるね」



と、入れる気まんまんの陽太にわたしは「ちょっと待って！」と言った。