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案内屋 〜アンナイヤ〜

第9章 パラレル いん ざ ハイウェイ 其ノ一

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実に良い天気だ

鏡音真央は一人新宿の繁華街を歩いていた。
たまの休日、たまには仕事を忘れてもいいだろう。

あの白い家と新井さんちの一件から二日、鏡音は二連休を取っていた

理由としては事件現場における過労。

そしてもう一つある。ある意味こっちの方が正しいとも言いかねない。

…神城郁也が苦手…。

一緒に仕事をしていると本当に窮屈なのだ。
息が詰まるというか、とにかく気が抜けない。


鏡音はそんな事を考えながら、近くの落ち着いたカフェに入った。

コーヒーの香りは好きだ。








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