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私立愛鷹学園高等部

第16章 *坂口 真南*


「な、それ…!!」
「わかるだろ?引けばいいよ、オレはもう行く。」


オレは騒ぐ真南を置いて歩き出す。



「行かないで…行かないでぇ…」





真南は追いかけては来なかった。



旗四部を探すにも手がかりないし
そーいやなんも知らない…




そうだな
それが原因だよ


オレはあいつのこと何も知らない




好きな食いもんも
嫌いな食いもんも
得意なコトも
行きたい場所も
食いたいもんも
してもらいたいコトも
誕生日さえ




何も知らない




  

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