私立愛鷹学園高等部
第20章 *愛*
「...いっぱい出たな?」
ヒカリはニヤリと笑って
俺の耳元で囁いた
...あー、好き
なんでこんなに好きかな
俺は頭が幸せでいっぱいで
無意識にヒカリにくっついた
「...夾?どうした、珍しいな」
「気分なんだよ、黙っとけ...」
「はいはい、ねぇ、俺んこと好き?」
「黙れって言ったじゃん」
「まぁまぁ」
好きに決まってんだろ
今だってドキドキとまんなくて
好きとか大好きなんてもんじゃない
「好き、好きだよ...」
「ん、俺も...」
-チュッ
軽く唇が重なる
室内にリップ音が響いた
幸せの音
キスは長く続いた