私立愛鷹学園高等部
第4章 *第1回 新山の授業*
………ちょっと待てよ!!!
いやいやいやいやいやいや!!!
コトハまでオレが好きってなんだよ!!
ありえねぇ!!
いや、確かにコトハとは
昔からの幼馴染みだし仲良いけど
恋愛的なのではない!!!
何がどうしたらこうなるんだ!!!?
男に気があるって何!!?
「やっ、ちょっと待て!!!
好きってなんだよ!!だってオレはホモじゃないし!!!男子と付き合うとか考えたことねぇよ!!!!」
コトハはオレに寄ると
オレを壁際に追い詰め顔を近付けた。
「…だから?付き合う気がないなら
今から考えればいいだろ?ホモじゃないならなればいいんだよ。
今は付き合う気がなくても、オレが絶対に堕とす。」
「なっ…!!!」
「ってな訳で、オレは着実な方法で攻めることにするよ。じゃ。」
「えっ…待てよ!!!」
コトハは出ていった。
なんなんだよあいつらは…!!!
ホモって何!!
同性愛って何!!!
なんでだよ…!!