私立愛鷹学園高等部
第5章 *彼はライバルに気付かない*
「やっ…やっぱり言えません!!」
「「なんでだよ!!!!」」
「何でって言われても…」
誠人が焦っていると、再びドアが開いた。
渉也がヒョコと顔を覗かせている。
「「「渉也!!!!!?」」」
「ねぇ~…誠人まだ~…?」
そう言った渉也の声は甘くて
いつも整っている髪型も崩れてて
顔赤いし息は荒いし服も乱れてる…
つか服の隙間から
胸元のキスマ見えてるよ…
オレと翔は呆然としていた。
「なにそのかっこ。」
「つか今まで何して…
「あ"ー!!!!!!渉也先に戻れ!!!」
「なんで?早く戻って続きしよ?
中途半端にヤって待ってんのすげぇキツいんだよ?しかも今日媚薬使っただろ。まじ拷問だから。」
そういうと渉也は
誠人にさりげなく上目を使った。
「…っ///
なんで言うんだ渉也!!!///
そして上目使いをやめなさい!!!////」
誠人がめちゃくちゃ照れてる…
つか会話がエロすぎんだろ…
何?
ヤってた?媚薬?拷問?
…こいつら喧嘩売ってる!!!