俺の小さなお姫様
第9章 第九章 大学生&小学生
「…。お前もしかしてわざと転けた?(笑)」
タイミングがいつも絶妙すぎんだよなー(笑)
「ちがうよ!!むぅ~はるちゃんのばか!
恭君早く行こっ」
ムクッと起き上がるとガキんちょが恭平君の手を引っ張って歩き出す
「愛ちゃん!?そんなに急ぐとまた転んじゃうよ?」
恭平君がガキんちょに引きずられながら、しきりに掴まれた手を気にしている
…。あれ?なんか変だ…愛が手繋いでんの見た瞬間、胸の辺りがムカムカする。
…何だっつーんだよ。
「おいガキんちょ、これ持ってけ。」
不気味そうに振り向いたガキんちょの手にサンドイッチを持たせる。
「朝飯食えなかったからな。その辺でこっそり食えよ?」
ポンッ
ガキんちょの頭に手をおいて撫でてやる。