テキストサイズ

妄想と生きる。

第24章 自暴自棄。

『…何もないよ…』

この人にも本当のことなど言えなかった。

『何でも話してほしいよ。1人で抱え込まないで。』

そう言われても…

『ゴメン、本当に何でもないから』



私は、この人のことも傷つけた。


優しいこの人を傷つけた。



ゴメンナサイ…


私は最後まで彼の事を話せなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ