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妄想と生きる。

第25章 2番目の女。

『どっか行かね?』

最近、アキヒデが連絡をしてくる。

『私ヒマじゃありませーん』

とか言いながら出かけた。

あてもなくドライブ。


… 
数週間前。

夜いきなり電話がかかってきた。

アキヒデだった。

対した用じゃないだろうと思ってでたけど…

アキヒデは泣いていた。

ビックリした。


コイツが泣くなんて。

『今から会える?』

私は心配で、親にテキトーなこと言って家を出てきた。

何で泣いているのか、ハッキリとした理由は言わなかった。

でもアキヒデは少し弱いとこがある。

彼女とうまくいかなくても、すぐ落ち込むし。

でも、泣いてたときは、さすがに、ほっとけないっと思った。

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