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妄想と生きる。

第35章 離れている時間。

旦那が休みのときでさえ私は苦しんだ。

旦那がちょっとでも離れると不安になる。

自分の目の届く範囲に居てくれないと、気持ちがおかしくなる。


私は異常だ。

このままでは本当にヤバイ。

そう思った。


私は、出産した病院へ電話した。


『ここでは、話しか聞いてあげれないから…早めに専門のお医者さんに行ってみて、薬で症状が軽くなることもあるから…』

いろいろ話は聞いてもらえたけど、結局、そう言われた。

『話し聞いてもらって気持ちが少し軽くなりました』

そう言って電話を切った。


本当は何にも変わらなかった。
気持ちが軽くなることもなかった。



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