テキストサイズ

妄想と生きる。

第37章 変われない自分。


また…

私は妄想してる。


ある日、旦那のスーツの肩が汚れていた。

見た瞬間の直感。

ファンデーションだ。

すぐに聞いた。

『これ何?』


『何だか分からないけど汚れてた』

私は問い詰めた。

『そう言えば、仕事中にオバちゃんとぶつかった』


ウソはついてなさそう。

その時は信じれたのに。


私は騙されてる…

女のと会ってたんじゃ…


それで、抱きつかれて、ファンデーションがついたんだろう…


また妄想が暴走してる。

自分が妄想したことを旦那に言う。

『よく、そんなこと考えられるね』

確かに…

私は他に考えることがないのか…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ