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妄想と生きる。

第50章 喧嘩の末。


電話の呼び出し音が鳴る…



「はい、警察です。
 事件ですか?事故ですか?」



「…すみません、間違えました。」

私はそう言って電話を切った。

電話を切って旦那に電話を渡した。



「俺に触るな!お前のこと、またケガさせるから!」



痛い。

刃物で切れてしまった傷よりも…

心の中が。


ズキズキする。

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