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妄想と生きる。

第51章 簡単なこと。

さすがに、もう終わりだろう…

一晩、ほとんど寝ることも出来ずに考えていた。


そんなのは絶対に嫌だ…


そう思っているのに、涙が出ない。
考えれば悲しくなるのに。

こんなことは初めてだ。


夢であってほしい…

今日の出来事が、すべて夢で、明日になったら、旦那が普通に「おはよう」と起きてきてくれる。

そんな風に思った。


でも、翌朝…

旦那は「おはよう」も言わず、目も合わせず。


話かけても、返事もない…

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