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妄想と生きる。

第51章 簡単なこと。

クラスごとの集まりの後、お遊戯室へ…

『これから年長児による、お歌の発表があります!』


別に、我が子が歌うわけじゃないし…


私の頭の中は、早く帰りたい…
今すぐ、旦那に会いたい…
そんなことばかりだった。


歌が始まった…

~♪

雲が流れて、光が差して、見上げてみれば…

虹が、空に架かって…

君の気分も晴れて。

きっと明日は、いい天気。

~♪

気づいたら聞き入っていた。

そして…

涙が溢れてきた。

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