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妄想と生きる。

第53章 …再会。

『先輩ですよね?』

何となく癒される人。

私は全然気づいてなかった。

私の1つ下の後輩だった。

気づいてないというより…

ほとんど記憶になかった。


『…へ?』
『私、先輩?だったの?』
レジをしていた手が止まってしまった。


『ずっと気づいてたんですけど…なかなか声かけられなくて…』


私はビックリして、顔が赤くなったような気がした。

そして、全く思い出せず…


『ごめん…名前言われても思い出せない…かも』

ウソつくわけにもいかず、私は正直に言った。

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