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妄想と生きる。

第64章 命。


そして…

それから数か月後…

30歳の夏。

私は無事に男の子を出産した。


本当に嬉しかった。



この子を…
この腕に抱けたことが…


パパとママのところに来てくれて本当にありがとう…

そんな気持ちでいっぱいだった。



そして、
何よりも…

この子を抱いているときの旦那が…

嬉しそうに…

愛おしそうに…

そんな眼差しで我が子を見つめている。



私にとって、幸せな瞬間…



それは、
涙が溢れてしまうくらいの幸せだ。




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