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妄想と生きる。

第16章 とまどい…。

『好きに決まってんじゃん』

『…何で何もしてこないの?』
私はさらに聞いた。


『あー…』


『何か…友達のままのほうが良かったのかな…。』

『そんなことない!』
タカちゃんはそう言ったけど、

『もう、友達に戻ろう…』

私は勝手にそう決めてしまった。

『…アキがそうしたいなら、そうしよう』

私達は友達に戻った。

私は、タカちゃんを傷つけたと思う。


周りの友達には何も教えず、学校でも今まで通り過ごした。

友達以上、恋人未満。

この距離が私達はちょうどいいのだと思う。




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