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すると先生は一瞬目を見開いてから顔を真っ赤にした。

「べ、別に。なんにも深い意味はねぇよ…」

そ、そうだよね…こんなにかっこいい人ならキスなんて誰にでもしてるよね。な、なんでアタシ一人だけ深刻になってんの？ば、バカみたい。

つうか、よく考えてすずか。相手は先生だよ？先生だって事絶対に忘れるな。

アタシは鞄を持った。そして席をたった。

「変なことを聞いてしまい、大変申し訳ありませんでした。それではさようなら」

そしてアタシは出口へむかって歩き出した。

すると……

「ちょっとまて。俺のところへこい」

「な、何ですか？」

「いいからこい!!」

アタシは仕方なく先生の前に立った。

すると………

ガシ

腕を捕まれてそのまま先生の胸に飛び込んでいた。

「せ、せんせい？」

「今日のご褒美、ハグ」

「なっ!!ちょっと、もういい加減離してください!!」

「やだ。あともうちょっと」

「せんせぃ。早く離してください」

「じゃあ、嫌なら何で離れようとしないんだよ？だからホントは嫌じゃないんだろ？」

「い、嫌ですよ…」

「ホントニィ？」

「はい。ホントです」

でも、ホントは嫌じゃないよ。なんだかアタシ好きな人の前では強がっちゃう癖があるのかもしれないな…