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理科室で恋をしましょ

第2章 スーパーで…

「ただいまぁ」

って誰もいないんだよね…
はぁ、家に誰もいないなんて寂しいは…入学式終わったとたん会社に行っちゃうんだもん。

うちの親は共働きで家にはほとんどいない。いたとしても日曜日くらいかなぁ。でもどっちも友達が多いみたいでやっぱり家にはいない。

「よし。ご飯作るか」

今日は何にしょうかな♪まあ、まずは冷蔵庫をあけよう!!

パカ

「げっ。何もない…」

まったくお母さんったら、忙しくったって食材くらい買っといてよ。まあ、いいや。スーパーに買いにいくか。

アタシはとりあえず財布とエコバックを持って近くのスーパーに出かけた。

スーパーにつくとお昼時だからか人が多かった。

「うわ。すいません」

またぶつかったよ…人多すぎでしょ。つうか、食材もまともに見れないし…ってあ。せ、せ、先生?あれ絶対先生でしょ!!!や、ヤバイ。ドキドキしてきた。ってだから何でドキドキしてんのアタシ…先生なんか興味ないの。

「ん?あ、山浦じゃんか」

げっ、見つかった…
ヤバイ。心臓ドキドキしてきた!!

「あ、あぁ。さ、佐藤せ、先生じゃ、ないですか、アハハハ」

「山浦、昼飯買いにきたのか?」

「は、はい。先生こそお昼ご飯買いに来たんですか?」

「ん?あ、あぁ。家に食材がなくてな」

「え?アタシもです。同じですね♪」

「そうだな。てかオマエ親は?」

「親は入学式終わったとたん会社に行っちゃいました」

「そっか。寂しいな…」

そういって先生はとても寂しそうな顔をした。

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