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貴方の知らない場所で

第5章 妊娠…

会うなり…


「ごめん…その子を…堕ろしてくれないか…」



私は……『何故?』



と…聞いてしまった…





理由なんて……

聞かなければよかった――…




「今、離婚調停中で……
律子の存在が明るみになるのは…やばい」




「妻が…逆上して…律子に何をするかわからない…」


「律子と一緒になるために…やっている事が…子供が出来た事で…一気に不利になる…」




今…思い返すと…


支離滅裂…意味がわからない…





だが…妻との離婚が進んでいる…


そのフレーズだけで……



連絡のなかった日々が帳消しになった…



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