母を観察??
第95章 母……不審者
おいおい…作家の目…
水泳大会を見に来た一般の方たちはわからないから…
…母のその目…はっきり言って…“変質者”だ…
プールサイドからも見える…
母のアイディア出ました!キタ―――――――!!
の…あのノリノリの文面入力…
パソコンあれば…そりゃぁどこでも仕事出来る職業だから…別にいいんだけど…
ほぼ満員、混雑している一般観覧席なのだが…
母の周りだけ……人がいない!!
母さん、応援するか…仕事するか…どっちかにしてくれよ!
あ――――…多分
応援は……しないな―――…
「シャシャシャ〜〜〜〜☆
やっぱり…若いボディはいいの〜アイディアが雨の様に降りまくりじゃぁ〜!!」
……母さん…
頼むから……帰ってくれ…
と…その日は、そう思ってたけど――――…
俺の出番の時…ちゃんとハンディカムで俺を撮影してくれてたし…
母さんの「羚君!頑張れ!いいぞ!落ち着いて!!」って…声も…一緒に録画されていた…
母さん……ありがとう…
いつも応援してくれて!!
ハッ!!あれ?いい話で終わっちゃった!!
まっ…たまにはいいっすよね!?
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