テキストサイズ

母を観察??

第2章 母…師走手前

さすがに…年末号と…新春号の締め切りが…

重なる出版社もあり……



作家は……抱えている作品によって…地獄の月がやってくる…




コツコツ書いている作家さんなら…困ることはないだろうが…



母は…浮き沈みの激しい…おバカな作家…




毎回…苦労していた…





俺は…恐る恐る…リビングへ…



母は父に騒音で説教されてるのだろうと…



「…………」






ズビビビビー〜モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ…ごくん



あ…夜食…食ってた…
(今日は…うどん)




あ……額に…

“必勝”の鉢巻き…







母は…受験生か?






“必勝!!!”って…





何に?


締め切りに?


担当の催促に?


己の未熟さに?






『必勝――――――――!!!』




「だからうるせー」

ペシ!!!



ゴッブ

『あっ!!!……鼻から…


うどん…出そう―――』











うん!


俺は―――――寝る!!!



皆さん…お休みなさ〜〜い。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ