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「あら、おかえり！遅かったのね。」
「母さん聞きたい事あるんだけど。」
「朋ちゃんの事？」
「な、なんで？」
「なんとなくね。」
席に座り、コーヒーを一口飲んだ母さんは
「朋ちゃんは１３年前に殺されたの。」
衝撃すぎる言葉が俺の胸を突き刺した。
「１３年前のクリスマスの日、朋ちゃんを施設に入れたくなかった叔母さんが手にかけてしまったの。」
俺は下を向いたまま動けなかった。
「朋ちゃんねぇ、あんたの事好きだったんだよね。でも、家に帰る途中に私に会った時「私、永瀬くんに振られちゃった。」って…その後だったの。」
「母さん俺は…。」
「あんたも朋ちゃん好きだったんでしょう？」
「俺、部屋行く。」



部屋に入りドアを閉めた瞬間、俺は声を押し殺して泣いた。心の中は三神で、いっぱいになった。


三神、俺はどうしたらいいんだよ。