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第1章 後悔

「永瀬くん好きです。」


12歳の冬…ちょうどクリスマスに呼びだされて告白された。
でも、俺は心にもない事を言ってしまった。
「俺はお前なんか好きじゃねぇよ。」
「ごめんね。」

彼女の泣き出しそうな背中を見て後悔した。
俺はなんてバカなんだ!!好きな子に告白されて素直に喜べばいいのに、あんな事言ってしまって…。


この時の俺は、この後悔を悔やんでも悔やみきれない気持ちのまま、大人になるなんて思ってもみなかった。

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