恋
第4章 笑顔
なんとなく会社に戻る前ケーキが食べたくなった。
人数分買って帰ると、いつものように
「おかえりなさい。」
優しく微笑みながら、キンキンに冷やした麦茶を渡してくれる。
俺の至福の時間だ。
俺だけを見て微笑んでくれる彼女が目の前に……
「あれぇ永瀬その箱って…ケーキ?」
佐藤の奴め、俺の至福…まぁ、いいか。
「なんか食べたくなったから買って来た。」
彼女は箱を嬉しそうに受け取り、すぐにみんなの好みで入れたコーヒーと皿とフォークを用意し、箱を開けた。
彼女は目をキラキラと輝かせて
「キレイ。」
と、呟いた。
「永瀬さんから選んで下さい。」
彼女が俺に言った。普通なら、女の子は一番最初に取るんじゃないのか?って思った俺は
「俺は後でいいよ。先に好きなの取りなよ。」
「ダメです。永瀬さんが最初に選んで下さい。」
それ以上言うとまた何か言われそうだったので、素直に選ぶ事にした。
結局、彼女は一番最後だった。
でも、嬉しそうに彼女は
「永瀬さんいただきます。」
と言って紅茶を飲みながら食べてくれた。
幸せな気持ちになった。
その後は会社でひたすら仕事をして疲れたけれど、合間に彼女が出してくれるお茶で元気が出た。
「あ~やっと終わった。疲れた!!」
「永瀬ぇ、帰り一杯飲んで帰ろうぜ。明日休みだし。」
と佐藤が声を掛けてきた。
どうしようかな~。
「永瀬さんケーキご馳走様でした。実は私、今日お誕生日だったので、嬉しかったです。
あっお話の途中で、ごめんなさい。
お疲れ様でした。」
いつも微笑むだけの彼女が、満面の笑みで俺にお礼を言ってくれた。
俺は
「水神さん!!」
思わず叫んで呼び止めた。
びっくりした顔で振り向いた彼女に
「一緒にご飯食べに行こう。誕生日なのに一人は寂しくない?」
「はい。」
瞳を潤ませながら、彼女はいつもより素直に返事した。
人数分買って帰ると、いつものように
「おかえりなさい。」
優しく微笑みながら、キンキンに冷やした麦茶を渡してくれる。
俺の至福の時間だ。
俺だけを見て微笑んでくれる彼女が目の前に……
「あれぇ永瀬その箱って…ケーキ?」
佐藤の奴め、俺の至福…まぁ、いいか。
「なんか食べたくなったから買って来た。」
彼女は箱を嬉しそうに受け取り、すぐにみんなの好みで入れたコーヒーと皿とフォークを用意し、箱を開けた。
彼女は目をキラキラと輝かせて
「キレイ。」
と、呟いた。
「永瀬さんから選んで下さい。」
彼女が俺に言った。普通なら、女の子は一番最初に取るんじゃないのか?って思った俺は
「俺は後でいいよ。先に好きなの取りなよ。」
「ダメです。永瀬さんが最初に選んで下さい。」
それ以上言うとまた何か言われそうだったので、素直に選ぶ事にした。
結局、彼女は一番最後だった。
でも、嬉しそうに彼女は
「永瀬さんいただきます。」
と言って紅茶を飲みながら食べてくれた。
幸せな気持ちになった。
その後は会社でひたすら仕事をして疲れたけれど、合間に彼女が出してくれるお茶で元気が出た。
「あ~やっと終わった。疲れた!!」
「永瀬ぇ、帰り一杯飲んで帰ろうぜ。明日休みだし。」
と佐藤が声を掛けてきた。
どうしようかな~。
「永瀬さんケーキご馳走様でした。実は私、今日お誕生日だったので、嬉しかったです。
あっお話の途中で、ごめんなさい。
お疲れ様でした。」
いつも微笑むだけの彼女が、満面の笑みで俺にお礼を言ってくれた。
俺は
「水神さん!!」
思わず叫んで呼び止めた。
びっくりした顔で振り向いた彼女に
「一緒にご飯食べに行こう。誕生日なのに一人は寂しくない?」
「はい。」
瞳を潤ませながら、彼女はいつもより素直に返事した。