テキストサイズ

男気花飾り。

第10章 エアリーフリル。



「俺の、【恋人】に…

何してるんですか?

その手…退けてください!」



グイッ―――――――!!!



俺の体が!!!男から無理矢理引き離され!!!


ポスン!と……長身の男性の胸に抱きしめられた…




「!!!?」


驚き!顔を確認する!!!









「………テラ…」



俺は…寺の胸のなかにガッチリ抱きしめられていた!!!




「ッ……彼氏…かよ…」



男は…それでも…俺の足を舐めるように見て…


ニヤリッと笑い……俺達から離れた―――――――…





「ほ〜…寺……ありがとう…

ちょっと…怖かった…」




「クッソ!!!」



寺…怖い…顔…?



「あっ!!!」



寺は…俺の手を引いてる…



黙々と歩き出した!!!





「寺!!!寺ってば?おぃ!!!」



寺の歩幅でズンズン進まれると!!!


つ…辛い…



何だよ!!!寺の奴!!!





何、怒ってるんだよ!!!




何だよ…………寺…




会いに…来たのに…










あ………何で……こっち…



見ないんだよ―――――…




迷惑…だったのか――――?






ストーリーメニュー

TOPTOPへ