男気花飾り。
第10章 エアリーフリル。
「///……俺…帰る…な…」
「あっ…送るよ…。
その姿の…夜道は危険だ…」
「男だぞ?大丈夫だって…」
寺は、はぁ〜っと…大きくため息をついた…
「【恋人】を一人で帰す訳…ないだろ…」
指先が…クッと…俺の指に絡む…
「////【恋人】…」
指も……恋人繋ぎになった…
ドキドキが……
指から…伝わらないように…
強く…絡める…
「……雅…煽るなよ…」
「////へ?」
あ……また…寺の…顔が…
近い!!!
また…あんなキスされたら……
帰れなくな―――る―――――!!!
「寺……また…キスされたら…
俺…歩けなくなる……だから…
今は…勘弁してくれ……」
寺の顔が…ギリギリで止まった!!!
「――――――…もう…
雅…って――――怖えーよ」