男気花飾り。
第12章 華やかネイルチップ。
寺は、いつものように学食のランチをトレイに乗せてテーブルに着く
高木もトレイにランチを乗せて続く…
「皆川は弁当か?」
高木は俺の弁当を除き、卵焼きを摘む!
「あっ!卵焼き!!!」
ピクリと…寺の眉間が動く…
高木は当たり前のように、卵焼きをモグモグと食べる…
「ん!!!うめぇ……。これ、皆川が作ってるのか?」
「いや…姉さんが…作ってる」
「へ〜…
じゃぁ、これ、お返し!」
っと…高木は、ランチのから揚げを俺の口の前にヒョイッと差し出した
「おっ!!!さんきゅ〜」
と…俺はパクリと食べる!!!
その瞬間…寺の眉間のシワが…グッ……と…「水、持ってくる!!!」
「寺…?」
俺は…口をモグモグ…させらなが…
寺の後ろ姿を見送る
「皆川って……ある意味天才?」
高木の意味不明な台詞に…
モグモグさせながら…寺を見つめる…
「寺長根も…たいへんだ…」
寺は…三人分の水を手に…
テーブルに戻って来た…
心なしか…高木を見つめる寺の目が………怒ってる…?
気のせいかな?