男気花飾り。
第15章 モノトーン・セクシー
待ち合わせの駅前…
ガラスに映る自分をチェック!
「よし…」
「何が…“よし!”なんだよ…雅?」
ピクン!と肩が跳ねた!
「…寺…/////」
振り向くと、寺がニカッと笑う―――――――////…
と…その寺の顔に…違和感…
「て…寺…眼鏡…してる…」
寺の眼鏡姿…初めて見た!
うわわわわわ//////
カッコイイ〜〜〜〜〜〜!!!
「ああ…コンタクト切らしてて…
ネット予約…間に合わなく…」
眼鏡をクイッとあげる寺は……
めちゃくちゃ…大人びてて…
カッコイイ……ほ…惚れてしまう!
(いや!もう!惚れてる!!!からっ)
「雅は…今日も/////可愛い…
マジ…ド・ストライク…」
え…/////
「おっ…俺だって!!!」
俺は、大声を出して!ハッと口を押さえた…
空が作ってくれた…ネイルチップが…俺の口元を隠す…
「………バカ…////」
「/////行こっか…」
寺の手が…唇に…ふわっと触れて…
ネイルチップで華やかになった俺の手を包み…
歩きだした―――――――…
唇が…キュンって…なるじゃないか…
バカ寺――――…