男気花飾り。
第19章 雪色ギンガムチェック
「雅!?お待たせ、帰ろうぜ」
ビック!!「あっ!!!寺!」
「?」
///へへへ…恥ずかしい…
俺達は、校舎を出て校門に向かう…
もう少しで、冬休み…
風邪が冷たくて…少し…震える…
「寒いか…?」
「ん…大丈夫だよ…心配性だなぁ…寺は」
はぁ〜っと息を吐くと、白い空気が視界に広がる…
その白い空気が…ぱ〜っと消えた向こう側の校門に…
見覚えのある顔が―――…
長身の……少年…いや…見た目青年…だが…
中学の制服―――――…
「孝―――――!?」
え!!!寺の声に!その制服青年はパッとこちらに気がつく!!!
俺は、とっさに寺の後ろに隠れた!!!
【女装】の俺とは何度かあってるが…
この姿は…始めてだから…つい―――――…