男気花飾り。
第2章 フェイクファーの魅力。
『では…え〜っと…
先日はど〜も、マーちゃんの妹の空です。
で、このパンクロックの見た目ヤバイのが姉の朝です。』
空は、そんな俺を横目で見ながら…淡々と話していく…
『この通り…マーちゃん…兄は…【女装】が趣味です。』
「しゅ…趣味?【女装】が?」
俺を見ながら…疑問ありげに空の話しを聞く…
『趣味です!
兄のメイクは私が、コーディネートは姉が担当しています。
私たち姉妹の作品でもありますが…
紛れも無く!兄の趣味です!!!』
ああああ…空…言いきった!!!
俺は…半泣きを通りこして…三分の二泣き……
「は…はぁ…」
寺も、“趣味!”の強調に…たじろぐ…