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男気花飾り。

第25章 【最終章】ティアラブローチをワンポイントに!

「え〜〜〜〜…お前達…」



すみません!すみません!すみません!!!



俺は、後部座席でなるべく小さくなって……目を閉じた!!!






「…雅の…全てを…俺のモノにしたかった…


好き過ぎて…


抱きしめて…キスして………
一つになりたいって思っちまうくらい……愛おしい…



そんな気持ち…真にぃには…解んないだろ?」










沈黙が続く―――――…






恥ずかしくて…目を閉じていた俺は―――――…



寺の…低く響く声に……


耳から……心地好く……



眠りに…落ちそうになる…








「…抵抗…なかったか?
男同士の/////SEXとやらは…」





あ――――――…真さんの…声も…




心地いい…



なんか……優しくなった……




「抵抗ある訳ないだろ?

雅…だぜ…相手。


めちゃくちゃ――――好きな奴だぜ?幸せだった…」





寺―――――…俺も…




幸せ―――――――――…





「…何だかなぁ……羨ましくなってきた―――――…」





俺は…運転席と助手席の二人の声を……


幸せな気持ちで聞いている…



何だろ…眠気のせいか……



何かを…言った気がするけど……



眠くて―――――――…



意識が――――――――…




「…真…さん…

“あり…が…と…”――…」







俺……幸せ…かも―――…




今日の事……高木にしゃべったら…驚くかな―――?


高木……笑う―――…かな?



「惚気かよ!」って……

呆れるかな―――――…




――――どっちでもいいや…



――――――…幸せだから…




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