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男気花飾り。

第7章 強がりバックル。


俺は……


【親友】を……裏切りたくはない…



このまま―――――…



雅の隣にいたい…





さっきまで…雅の手を握っていた手を見つめる…




「はぁ…」





家に帰る距離が……長く感じる…




二人で帰る家路は…あっという間にだったのに…





「雅……俺…【親友】失格かも…」







つぶやく声は…吐き出す息の白さに…


掻き消されるみたいだった…




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