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一途な恋

第3章 約束

「ひかー。帰ろうぜ。」

大好きなまこと。
帰る方面が一緒でいつも
声をかけてくれる。

なのに今日は…

「ひかり?帰るぞ。」

ひかるは低い声で私を呼び、
腕を掴んだ。


…あの言葉がフラッシュバックした。


『俺だけを見ろ…』


それだけで恥ずかしくて
わたしは咄嗟に腕を払って
まことの元へ走って行った。

「今日は…まことと帰るから…。」

そう言い放ち、二人はひかるの前から去って行った。



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