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＊杏奈side＊


私たちは教室に入ると、荷物を整理して校長室に向かった…




いや、正確には向かおうとした。



なぜなら、二宮くんに私の腕を捕まれているから。



和「さっき僕が言ったこと………












本気だから」




へっ!?





杏「さっきのって…まさか…｣


和「そう、僕は












しょーさんが好きだよ」



まじか…


もしや…



杏「さっきの寂しそうな目は、好きなことを隠すのが辛かったの？」


和「………ぅん……｣




……やっぱり



そりゃ辛いよね…



あぁでも…


杏「なんで私にいってくれたの？」



和「だって杏奈ちゃんが…













しょーさんのこと好き見たいな目をしてたから…｣







ハァ!?




杏「あり得ない!!」





まったく、かわいい顔して何てことを言うんだこの子は!!





そりゃ櫻井くんにはお世話になるかもだけど、今はないない!!