新婚生活?
第3章 気持ちと行動は、反比例
「ただいま戻りました~。」
総務室のドアを開けると、ガタンッと盛大な音がして、
見たら和が、椅子ひっくり返して立ち上がってた。
「あ…//すいません。」
とペコッと頭を下げてまた座り戻す仕草は、そこら辺の女子より可愛くて、
さっきの嫌なやつのことなんてさっぱり、…とはいかないけど忘れかけてた。
和に話しかけたいのを我慢して、とりあえず、自分のデスクへ。
座ったら、即メール(笑)
『いつあがりますか?私、今日早く帰っていいって言われたんだけど…?
でも、和に合わせるよ♪』
…送信。
ピロリン♪
はやっ!?
『今すぐ帰る。』
短っ(笑)
後ろを振り向くと、もう帰る準備は出来てて、松潤とか相葉くん達にニヤニヤ見られてた。
自然に、自然に。
たまたま一緒。みたいに帰ればいいだけ。
そう言い聞かせて、
「おさきでーす。」
と、会社を出た。