新婚生活?
第5章 運命?偶然?
その言葉通り、私は君に堕ちた。
「それにしても、あの告白はないね。(笑)」
「あれは告白じゃない。告白はもっとあとにしたよ?ちゃんと、『好きです』って。」
「あ、そうだったね。」
「今思えば、急すぎたね、俺。」
「はい、とても(笑)」
「だって、他のヤツにとられたくなかったんだもん。」
「私もちょっと、和のこと気になってたしね。」
「気になってたから、1つ言っていい?」
「ん?なに?」
「呼び方、和也じゃなくなってる。」
「あっ!…ごめんなさい。」
「お仕置きかな?」
そう言って、私の足に手を置いた。
「ちょっ、急に!?」
「てか、らんな、熱出したり、会議あったり、忙しすぎんの。もっと俺の傍にいろ。(笑)」
「言われなくても、そうしてますよ。」
ふてくされる私に、和也は、意地悪にキスをした。
ちゃんと告白してもらった、12月から数えて、
付き合って3年目、の今日。