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本当の自分

第3章 翔ちゃんが・・・

「あぁ、何か疲れた。俺、何やってるんだ。
そんなに女の子みたいなのかな・・・」


鏡の前に立ってみた。

ハァ・・・

思いっきり溜め息をついた。


「さっさと風呂に入って寝よっと!」


ピンポーン!!


んっ、誰だ?
あっ、翔ちゃん・・・帰ったんじゃないの?


「どうぞ、開いてるよ・・・
どうしたの、何か忘れ物でもした?」

「ごめん、休むところだった?」

「うん、もう少ししたら風呂にでも入ろうかなって」

「ニノ・・・あのさ・・・」

「翔ちゃん、何?」

「あぁ・・・ニノ、もうダメだ」

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