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本当の自分

第3章 翔ちゃんが・・・

「ニノ、ごめん・・・大丈夫?」


答える気力もない。
ただ、何が起きたか、全然理解できない。

力が入らない。
ただ、頭がぼーっとする。
そんな俺を、翔ちゃんは抱き締める。


「ニノ、ごめんね。俺さぁ、ニノの事が好きなんだ。女の子の格好していつも以上に可愛くて、我慢できなくなっちゃって・・・」

「翔ちゃん、何言ってるの?俺、男だよ」


抱き締められたまま、翔ちゃんを見上げた。


「この態勢で上目遣いって・・・やばいよ」


また唇を塞がれた。
さっきより激しく舌を絡め、服の中に手を入れ、胸をいじりだした。


「あんっ・・・翔・・・ちゃん・・・」

「乳首起ってきたよ・・・気持ちいい?」

「はぁ・・・う・・・ん」


俺の口から、信じられないような声がでる。

俺自身が、硬くなっていく。











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