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なの×なの!

第1章 第1章 宮野家

それは一週間前、高校に入学して1ヶ月の5月だった。


友達と遊んで夕方ごろに家に帰ると、家の前にパトカーが止まっているのがわかる。


何かあったのだろう、と思い、少し、はや歩きで家に向かう。

すると、一人の警官が私に気づき、こっちに走ってくる。


「えーっと、香山乃愛さんですか?」

「は、はい···そうですけど···」

警官の焦り具合にびっくりする。


「落ち着いて聞いてください。···たった今、香山乃愛さんのご両親が交通事故で亡くなりました···。」

「うそ···。」

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