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君に恋した冬

第4章 歪む心




『何言ってるの…?』



「何って、セックスしようっつってんの」



意味が分からない


何もしないって言ってなかった?


『また、あんな思い…するのは…嫌』



俯いてそう伝える


また犯されるの?

優しくしたのは、やっぱり
また私を痛めつけるため…?



「あんなのは、もうしねえっつったろ」


『でも、もう何もしないって…』


「今はって言ったの聞いてなかった?」


ニッと少年っぽく笑ったアキラのそれは
昨日の様な卑劣な笑みとは違い
恐怖心は出て来なかった





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