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君に恋した冬

第1章 受験シーズン




『でも、また昨日みたいな思いするのは
もう嫌なの…』


「うん」


『もう大智くんなんか嫌いになりたい

忘れたいの』


「うん」





こうやって、うんうんって話を聞いてくれる
加奈子が由梨は大好きだった





大智くんにとって私はただの幼なじみ

ううん、むしろそれ以下


花井さんと付き合うって事は
私なんか眼中に無いって事だよね…

前からそんなの解ってる


もう忘れたいよ、ほんとに

なんでこんな遠い人のこと
私好きになっちゃったんだろう




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