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君に恋した冬

第1章 受験シーズン






「由梨ちゃーん!!嬉しい!!
本当に嬉しいっ」



ぎゅっと抱きしめられる



「本当に無理してない?
私に気を遣ってるならやめてね?」



気なんか遣ってない

本当に私は加奈子ちゃんが大好きだし

大智くんと離れるの。

新しい自分になって、一度でいいから
キラキラした生活を送ってみたいの



『全然遣ってないよ。
もう大智くんは忘れる。
加奈子ちゃん、滝沢高校受かるように
一緒に頑張ろうね!』


もう一度、満面の笑みで答えると
加奈子は目を潤ませて喜んだ




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