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君に恋した冬

第2章 受験に向けて





『は…なして、痛い』



思っても無いことを言うのは
こんなにも辛いんだと痛感する



「無理。離さない」



すんなり離してくれると思っていただけに
面食らった顔をしてしまう



『な、んで…離してっ』


今度は少しだけキツく言う




やだ、離して、お願い

ドキドキしてるのがバレちゃう

顔が赤いのがバレちゃう


好きだって…バレちゃうよ…




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